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まずは何となく思う、あれだけ反対していたのにという思い。 [神戸空港を考える]

ふと神戸空港という赤字続きの空港のことが気になった。

今年で開港してから今年で6年目を迎えているが
赤字続きな上に周辺の土地売却はほとんど進んでいない。
医療系の企業や研究機関、世界的に有名になった
スーパーコンピューターの「京」もこの地にある。
しかしながら土地売却は一向に進んでいないのが現状である。

なぜこのような赤字続き、しかも開港以前から
神戸を知る人、神戸に住む人、神戸を訪れる人など
多くの人間がわかっていた現実を実行に移したのかわからない。

当時30万人の署名を集め、周辺では座り込みなども頻繁にやったのにもかかわらず
すべてが否定され続け、ついに住民や周辺市民の声を無視して無駄なものを作った。
当時の兵庫県知事や神戸市長は皆の前で謝るべき事である。
当然謝って済む問題でもなく今となっては顔すら見たくもない。
別に取り立てて反省などもしていないのだろうから。

神戸を訪れる観光客にとってはただ便利な部分しかみていない。
あれば便利であろうがなくても困らないのが神戸空港の位置づけである。
空港を降りて神戸の中心三ノ宮にポートライナーを利用するなりして移動すると
誰もが遊閑地の多さに気づいているはずである。
6年も経過しているのにもかかわらず埋まっていないのは情けない。

神戸へ訪れる観光客がすべて飛行機を利用しているわけではないし
正確な数字をはかったわけではないけれど、すべての面において
神戸が活性化しているのかと言えば肌で感じられない。
何となく閉塞感があり鬱屈している様に感じられる。

仕事としても結局は近隣の大阪などから取ってきている状況がほとんどで
神戸での仕事はほとんどない状況である。

あれほど反対して、絶対に黒字になることはないといわれ続けていたのに
無駄なものを建築してしまった神戸市は泥沼から抜け出せないでいる。
なぜならずっと赤字続きだからだ。ある意味予想通りの展開で納得である。
阪神大震災からの復興の証とでも言いたかったのだろうか?
本当に神戸市は無駄なものを作ったものだ。

政治的に何があるのかは知らないが
結果が出ない事業ほど役立たずなものはない。
作ったものを壊すのはよりいっそう費用がかかる。

しかしながら、このまま続けても全く黒字に転じることはない。
右肩下がりに利益が減ってきている始末である。
神戸空港の開港に携わった人間はどう思っているのだろうか?
こんなばかげた結果のわかった新事業に対して
何とも感じることはなかったのだろうか?

神戸は阪神大震災を経験して
もっとよりよい神戸を求めて頑張ってきたのに
水を差すような結果ではなはだ情けない。

結局は負担になっているのだから
もっと神戸市は問題視して取り上げるべきである。
事なかれ主義で過ぎていくのではなく真剣に取り組むべきだろう。
神戸市が橋元市長でなかったことだけが救いだろうか?





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