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JRの車両間に流れる転落防止用のアナウンステープ [社会・風俗]

ホーム上で最近よく耳にするアナウンスのテープがある。
最初は何の音がしているのかわからなかったが、
どうやら先頭車両同士を連結している部分、
いわゆる転落防止用のボードが取り付けられなかった箇所からだ。

これまでおそらく何回も転落してきているであろう事から
数年前にようやく車両間に転落防止用のボードが設置された。
何度も言うようだが行動が遅すぎる。
トップダウンでしか物事を決められない企業に多いが、
結局現場の声が上に響くのが遅くほとんどが届かない。
上の人間は概して現場のことを何一つ知らないことが多い。
規模が大きくなるに従ってその傾向が顕著である。

転落事故などはこれまで運営してきた中で幾度となく起きてきたことであり
それに対して全く行動を取ってこなかった事に驚きすら感じる。


先頭車両に対しての取り付けは技術上非常に難しいということを理由に
現状では取り付けられておらず、先頭車両同士の連結部に対しては
その対応として、「お気をつけください」のアナウンスで対応しているのであろう。
本当に技術上難しいことなのかは定かではないけれど、
もしそれが本当に技術上のことならば日本の技術というのは
まだまだ、たいしたことがないのだなと思えてしまう。

いまや蚊が刺すほどの痛みしか感じないような細い針までをも開発できる
そんな技術力を有する国であるのにもかかわらず、
一方では電車の先頭箇所に対してボードの取り付けができないとなると
本当なのかと疑いたくもなる。

目が不自由な方は耳が聞こえるから良いようなものの
耳の不自由な方や酔っぱらいのおじさんはどうだろうか。
おそらくこれまでもこれらの方が転落したケースがあるはずだ。
お酒をたらふく飲んだ人間が冷静な神経を持ってアナウンスを聞けるだろうか。
聞いたところでしっかりと判断して避けることができるだろうか。
決して万全とはいえないとりあえずというような処置にしか思えない現状では
おそらくまた転落事故が起こってしまうのではないだろうかと心配になる。

もうこれ以上多くの命を無駄にすることの内容にしてもらいたいものだ!

とどのつまりは先頭に取り付けることで見栄えも悪い上に
無駄に風の抵抗を受けてしまい運行に影響が出るとでも言いたいのであろう。
何ともお粗末で、手のかからない方法、金のかからない方法でしのいでいるとしか見えない。
これまで幾人の命が犠牲になり学習のモトになってきたのだろうか?
それでも全く学習し、復習しないのは一体なぜなのだろうかと感じる。


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