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14年後にリニアの新駅が [ニュース]

東京に14年後新しい玄関口が....

うれしそうに満面の笑みを浮かべキャスターが述べる。
14年後のリニア運用に向けて関東で新駅の検討が進んでいるようだ。
周辺住民も都市の活性化に期待を寄せて笑顔でインタビューに応えている。

その一方で、連日NHKで取り上げられている地震など災害の報道や特集。
本当に人間本位にどんどんと地球上の環境を変えていくことは望ましいのか?
ただでさえ東京は地下深くまで掘って地下鉄を通している。
本当に大丈夫なのか、日本という国は。

実際に日本だけではなく全世界的に著しく生態系を変えてきているのは事実だ。

恐ろしいことばかりに気持ちを置いていられないことはわかるのだけれども、
昨今の竜巻や異常気象、ゲリラ豪雨などを見ても年々拍車がかかってきている。



何故このような天気になったのでしょう?
気象予報士がテレビで視聴者に解説をする。

おそらく一時的なその季節だけに起きている現象ではなく、長きにわたって
我々人類がこの地球上において自分本位に住み易さを重視して環境を変えた
それが本来の答えではないのだろうか?

日本建築の家というのは現代の都会ではほとんど目にすることがなくなってきた。
元々日本の風土や気候に最適であると、長年その土地で生活してきた結果
生まれた日本独自の生活スタイルであったが、今はどうだろうか?

高く積み上げられたコンクリートのビルが街を占領し、そのお陰で風の流れが
ねじ曲げられる。様々な現代の生活様式における熱を放出して体感気温を上げる。


ゲリラ豪雨に関しては数十年前には全くなかった、というわけではない。
子供のころにも集中豪雨で各地が床下及び床上浸水することはあった。
しかし少なからず道路はまだ砂利道などが多く、降った雨をある程度は吸い込み
吸えなくなった雨水が側溝などに流れて海や川に流れ出るようになっていた。

しかし今はどうだろうか?

ほとんど全ての道路が水をほぼ吸わないアスファルトで塗り固められ、
降りしきる雨水はほぼ全て側溝に流れ出て、一気に川や海に流れ込む。
それらが各所で起こると川が氾濫することなど目に見えていることだ。

また、アスファルトは夏になると地表の熱がこもりやすく温度が上昇する。
都会になるとコンクリートで固められたビル群で熱の逃げる場所がない。
水・熱・風の逃げ場所がなくなる場所と集まる場所が極端になってしまう。

気象的にフェーン現象が、とか高気圧の流れが、とか判断材料はあるが、
実際にはそれ以前に地球規模の環境変化が原因ではないのだろうか?

人間の考えなど到底自然にはかなわないということを肝に銘じるべきだ。
「自然と調和の取れた」などといって、結局は周辺の森林を伐採して建物を建て、
整備された人工的な自然を作る。
そうすることによってそこにあった生態系は確実に崩れる。確実にである。

熊が山を下りて人里に出没し、「えさはやらないで下さい!」
原因は自分たちの居場所を確保して、その他の動植物のすみかを壊した
我々人間が最大の要因なのに。

住宅街に増えてきている、スズメバチの巣の駆除。
本来スズメバチなどは山の木や砂地に巣をこさえるものなのに、
同じように生態系を乱したことによって、すみかを求めて人里に降りてきたまでだ。
彼らは何も悪くない。

我々人類はその他の動物とは違い、「熟考して動く」という知恵や能力を手にした。
しかし、その能力はより悪い方向へ使われようとしている。



7年後のオリンピックや14年後のリニアの運用など、手放しでは喜べない。
その一方では絶対に逃れられない「災害」という逃げ場のない現実があるからだ。
また、このまま人間本位の暮らしやすさを求めた地球環境の変遷を辿ると
年々気温は上昇し、災害は増え、その他の気象上の変動が多発するだろう。


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